この世は本来意思気である神が支配する世の中ですが、神が不在の為、煩悩である我欲が勝手にこの世を支配しています。我欲に支配された人間は、自分の考えが一番正しいと思い込み、他者の考えを排斥する傾向があり、競争社会となっています。我欲に支配され人間主体の二分裂化した民主政治から国を牽引する仕組みが作られ、国が運営されてきました。それから時代は移り変わり国家の生き方が行き止まりとなった今、天皇制の仕組み、政治の仕組み、経済の仕組み、社会の仕組みが乱れ始め国全体に悪影響が出始めています。
国家の生き方が行き止まり国の仕組みが乱れてきたのは、我欲に支配されている人間性に問題があります。全ての人間は先祖代々である意思気とつながり生かされています。この意思気の形が壊れ未完成の為、人間性も未完成のままで我欲だけが強くなっています。どんなものでも未完成であれば完成させない限り途中で崩れてしまいます。今の日本国の姿がこの状態です。未完成な日本国を完成させる為、今世の中は大きく動いています。そうした中で一人ひとりの命につながる壊れた意思気を完成させる為の努力が必要となってきます。意思気を完成させること、これが国家国民に課せられた重要な課題であり為すべき事です。
人間は未だ未完成の為、真実を知る見知までには至っておりません。そうした中で人間は神より偉くなっており、神である意思気によって生かされていることを知らず、神恩に感謝することなく、神に対して罪作りな生き方をしています。罪を犯せば必ず罰を受けます。罰は苦悩となって現れ、逃れることは出来ません。人間は苦しい事、悲しい事が起こると神も仏もあるものかと嘆き神仏を恨みますが、神も仏も身近にありてあるものです。神は命とつながる意思気の形であり、仏は自分自身の煩悩の姿です。神と仏は人間の姿形であり、神性は神とつながる母親から流れてきますが、仏性は誰でも持ち合わせています。
長い間神代が閉ざされている為光ある神に代わり暗闇の中で仏である煩悩が我欲となって人間を支配している為、我欲には強い力があります。その為人間はいつまでたっても未完成のままで我欲に囚われ成長が止まっています。その様な中で苦悩だけが多くなり、救いを求めての信仰対象として仏を崇拝していますが、仏は煩悩の姿であり偶像崇拝としてユダヤでは敬遠されています。苦悩は煩悩が作り出しているものであり煩悩をおさめない限り苦悩は続きます。罪を犯しているのは我欲的煩悩であり、罰を受けるのが人間です。神は人間が幸せになる為のことわり(理)でありますが、仏は我欲となった煩悩であり生まれ持ってきた悪い癖の姿です。
国全体が家庭内での神まつりの大切さを知らない為、人間は神に対して罪を犯していることや筋道が曲がった生き方をしていることに気が付いていません。人間はこの様な生き方から知らず知らずのうちに自分の悪い癖が出て他者を傷付けています。悪い癖は前世から持ち合わせている自分自身の性格であり我欲的煩悩です。悪い癖によって罪を犯し、罰を受けます。これが自分で蒔いた種は芽が出て実り刈り取らねばならぬ所以です。煩悩である悪い癖は自分自身の魂魄に染み付いているので、宗教等に依存して鎮めようとしても鎮まるものではありません。悪い癖をおさめてくれるのが神のはたら気です。
家庭において神まつりを疎かにしている事が罪作りの原因であり、その事によって家と家族につながる氏神先祖代々の意思気が壊れ、神のはたら気が失われています。その為、家族は神が定めた結婚の法則に反し、自分達が決めた結婚で筋道が曲がった生き方となります。曲がった生き方の道は犯した罪を償い罰を受ける道であり、それぞれの家族に見合った罰が現れ苦悩します。この現れた罰を因縁と言います。筋道の曲がった生き方をしていると考え方も我欲的考えが強くなり人間としての成長も出来ずにいます。成長する為には素直になる事です。
国の上に建つ家は本来筋道が通った生き方をして国家に自然意思気と人類意思気を神としてまつるべき重要な責務を担っている家です。しかし国家の神まつりは失われている為、神に対して神恩感謝をすることが出来ず、国家は曲がった生き方をして大罪を犯しています。その犯した罪により国全体が罰を受けることになります。過去の戦争を見てもよくわかります。神のはたら気の無い国家は上層部の人間の我欲的考えによって戦争を起こし、その犯した罪が罰として国民に苦しみ悲しみとなって現れ、その苦しみが今も残っています。今、又、国家の犯した罪がコロナ禍となって国民の前に現れ、国民はさまざまな形で罰を受けています。
本来、自然も人類も意思気が支配していますが、その意思気を人間が神として奉りをしていない為、意思気がバラバラに壊れ、神としてのはたら気が失われています。その為、自然の生態系が壊れ、ウイルス菌も悪性化し、空気に付着し汚れた空気が世界中に流れています。人類も我欲的で自然と共存することが出来ず、汚れた空気の中でウイルス菌の攻撃を受けています。日本は神宿る国であり、世界で唯一自然意思気と人類意思気を神としてまつるべき国ですが、未だまつられていない為、人類はコロナ禍で罰を受けています。この難局を人間の考えで乗り越えようと努力しても人間の力では限界です。その為にも一刻も早く自然意思気と人類意思気を神として奉る事が重要となってきます。
次回は人間はどこから来てどこに帰るのかをお伝えします。
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