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    執筆者の写真吉野十四子

    地球と地上世界の立て直し



    地球と地上世界の立て直し | 吉野十四子

    何千年もの間、人間は心の扉を閉ざしたまま神の光が届かない暗闇の中で生きています。


    こうした心には気が通る道があり、その先には神の世界へとつながる霊的な神の道があります。


    そして心を閉ざしていると神との絆が切れているため、暗闇の中で邪気が発生し邪な道へと誘われます。


    この様に心次第で神の道を通る生き方か、邪な道を通る生き方かが決まります。



    そしてこうした人間の心は考え方とつながっています。


    このような暗闇の心を持った人間の考え方は、我欲的となり自分本位の筋道の曲がった邪な考え方となります。


    こうして人間は自分の考えが正しいと思い込み、人の言うことを聞けなくなります。


    この様にして人間は誰もが納得する筋道の通った考え方ができなくなり、争いの原因を作り出しています。


    こうした我欲の強い人間の考えによって地上世界の仕組みが作られ、世界は筋道の曲がった方向に進み、今まさに崖っぷちに立たされています。このまま進めば崖から落ち大怪我をするのが目に見えています。これが世界のおぞましい現実です。



    人間の心の先には、人間の本体である先祖代々とその意思気である氏神の世界があります。


    しかし心が閉ざされていると、家に家族とつながる神の世界が実在していることを知らないでいます。


    こうして現代人の多くが神を信じていません。


    今この世で人間として生きていられるのは、神によって生かされていることですが、神を敬う心が閉ざされているため自分中心となり、自分の力で生きていると錯覚しています。


    そうした人間でもこれから先より良い人生を送るためには、閉ざされている心を開き氏神先祖代々の神の世界とつながることが必要不可欠となってきます。


    こうした事は自分自身の心の立て直しです。


    そうした事を実行するためには、家に神棚を設け氏神先祖代々をまつることから始めます。


    そうすることによって、家の神棚に神の世界を表現する事ができます。


    そして神と向き合い両手を合わせて感謝の礼拝ができるようになると、心が開かれ自分の心と神の世界が霊的な神の道でつながります。



    今の世界は人間の心と同じで、暗闇の中で混迷を深めています。


    こうした中、世界中が断末魔の叫び声を上げながら一筋の光を求め迷走しています。


    こうして世界中が探し求めている光は、人類を幸せへと導く真理の光です。


    では、この真理とは?それは母なる地球の意思気であり、人類が幸せになるために地球に定められている人類の生き方の決まりのことです。


    しかし、この地球の意思気が壊れ未完成のため真理は失われ、地上に真理が光となって届く事はありませんでした。


    こうして光のない暗闇となった地上世界では、地球に定められた決まり(真理)に逆らった生き方をして地球との絆を切ってきました。そして地上世界の意思気も壊してきました。


    こうしたことが原因で、地上世界は気候風土も人心も荒れ放題となり、収拾がつかなくなっています。


    こうして地上世界が暗闇となったのは、地球意思気が壊れているからであり、この地球思気を完成させ、地上世界で真理の光が煌めくことが地球の立て直しです。



    母なる地球は、地上で生きとし生けるもの全てを包み込む家であり、その家の土台が地球の意思気であり、地球台地母神です。


    そうした地上世界には自然界があり、男女の人間界が存在しています。


    このように、地上世界は地球台地母神の手のひらの上にあります。


    そうしたことから、地上世界は地球台地母神の領域であり、地球台地母神は地上の地主であり、そして真理です。


    こうして、本来は地球台地母神が光となって地上世界を司る最高神ですが、今まで地上に神としてまつられてきませんでした。


    こうしたことから、暗闇となった地上世界では、自然と人類(男女)と民族(人間)の三代の意思気も壊れ神としてまつられていません。


    そして、この意思気を完成させ神としてのはたら気を出すことが、地上世界の立て直しです。


    こうした事は全て人間の心を開くことから始めなくてはなりません。


    神話の天の岩戸開きは、心の扉を開く物語です。


    岩戸(いわと)はがんことも読みます。そこから岩戸は頑固な心を表しています。


    こうしたことから素直になることが心の扉を開く第一歩となります。



    日本は神宿る国として存在しています。


    そのため、地球と地上世界の壊れた意思気を立て直し、完成させることが日本に定められています。


    意思気は神の集合体ですが、バラバラとなった意思気では神としてのはたら気が出ません。


    こうしたバラバラになった意思気を立て直し完成しますと、地球の意思気は真実の神となり、地上世界の三代の意思気は誠の神となります。


    そして、この真実誠の神を日本国に表現し奉りすることによって、神のはたら気が出て人類の幸せと平和な世界が実現する仕組みです。


    こうした神の世界は母胎とつながる世界であり、母性は神のはたら気を地上に産み出す重要な役目を担っています。


    そして今までの世界は、男性が主体となって男性原理の仕組みで動いてきましたが、男性では神の世界とつながることはできません。


    そうした事から神のはたら気が失われ、人間の考えで偽りの世界が作られ地上を支配してきましたが、こうした世界は行き止まりとなる運命です。


    そして地球も地上世界も母性真理の仕組みによって立て直し、今までの人間主体の男性原理の時代から神主体の母性真理の時代へと移行し、地球も地上世界も光輝きます。


    次回は「真実」を伝えます。


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