人間が人間としてこの世に誕生したのは両親の結婚があったからであり、そして氏神先祖代々の思いがあったからです。その思いとは家系の継承と生命の継承であり、人間はこの様に重大な使命を持って生まれてきたのです。この使命を果たすためには結婚しかありません。その為、結婚は人生で最も重要な行為であり、結婚をしない人生は神意に反しています。一人ひとりが真実を知って神が定めた結婚の法則に従えば、正しく家系を継承することが出来、生命も正しく継承されます。そうすれば子々孫々の繁栄と家徳をもたらし思い通りの人生を送ることが出来ます。
今、人間としてこの世で生きていますが、全ての人間には氏家があり両親がいます。そして両親のその先には祖父母がいてその先にも多くの先祖代々とその意思気があの世で活きています。全ての人間はいつかこの世を去り、あの世に帰り先祖代々となります。そして今この世で人間として生きていますが、人間の人体は肉体と生命体からなっています。肉体は先祖代々とつながる両親から授かり、DNAが流れています。生命体は氏神とつながる母胎から授かりミトコンドリアが流れています。そして、人間の誕生は両親の結婚から始まります。そして、愛の結びにより母胎子宮に人体となる子種が宿り、子宮の中で十月十日をかけて赤子に育ち地上に誕生します。 地上に誕生すると同時に母胎とつながっていたへその緒が切られ、氏神先祖代々とその意思気が赤子のおへそと霊線でつながり、赤子は産声を上げます。霊線でつながっている肉体は先祖代々の分霊分身であり、その分霊分身から思考が芽生え、分霊分身は自ら自分自身となります。その為、肉体は自分自身です。そして生命体は生命の源である氏神先祖代々の意思気を写す心鏡となります。その為、生命体と意思気は合わせ鏡となっています。その生命体は私です。私達とは生命体の私と肉体の自分自身のことです。そして肉体と生命体が一心同体となって機能すると私達は人間となります。
この世で生きている人間はあの世で活きている氏神先祖代々の意思気と表裏一体合わせ鏡となり生活しています。氏神先祖代々とその意思気は私達人間より先の祖であり上で活きています。そして人間は祖の下で生き上下霊線でつながっています。その為、人間は先の祖である氏神先祖代々とその意思気を敬い、上(神)棚に神としてまつることが大事です。水も上から下に流れます。それと同様で上の意思気が下の人間に真っ直ぐに流れると筋道が通ります。上に意思気を奉りしていないと霊線が絡み筋道が曲がります。その為、家の生き方も曲がり家族は苦労します。
あの世とこの世の通り道は母親の母胎です。私達はあの世から人間になる為に母胎を通りこの世に生まれ、氏家の家族となることが出来ました。人間となる為には両親とつながる先祖代々の意思がはたら気、母胎とつながる氏神の意思がはたら気、そのお陰で人間となることが出来た訳です。その為、人間の本質は氏神先祖代々とその意思気であり、あの世が人間の古巣です。この世で人間の寿命は120歳迄設定されていますが、ほとんどの人はこんなに長くは生きられません。人間は氏神先祖代々の犯した罪によって寿命が設定されて生まれきます。肉体的病いは先祖代々から、精神的病いは氏神から流れて来ます。
「人の一生は重荷を背負って行くがごとし」と徳川家康訓の中の一節です。この一節には神まつりを怠り、氏神先祖代々と人間との上下のつながりが曲がり、曲がった生き方の苦労多い人生観を読んでいます。人間は人間の本質である氏神先祖代々の犯した罪である重荷を背負って生まれたのであり、この重荷を下ろす努力が必要です。このまま何も手を打たないで我欲的人生を送っていれば重荷を背負ったまま古巣に帰ることになります。そして又この世に生まれ、今と同じ様に重荷を背負った人生となります。重荷を背負った人生を終わりにするためにも氏神先祖代々を奉り、壊れた意思気を立て直す努力が必要です。
人間はあの世からこの世に生まれ氏家の生き方に沿って人の一生を経験し、寿命が尽きれば人生の終焉を迎えます。人生の終焉は人間として機能しなくなることであり、この世を去りあの世に帰る時です。あの世に帰る時は自分自身が使った我欲的煩悩となった思考が魂魄となり、私である心鏡は心霊となって魂魄と共にあの世に帰ります。魂魄は先祖代々となり心霊は氏神となります。あの世では氏神先祖代々ですが、この世では人間となり母胎を通りあの世とこの世を行ったり来たりしています。あの世は私達人間のすぐ上に在ります。
どんな死を迎えるかはその人の生き方で決まりますが、苦しみの死はありません。寿命が尽きたからあの世に帰るだけであり人間を完成させるために又この世に出直します。苦しみ悲しみはこの世に生きている人間が受ける出来事です。たとえ家族が不本意な死を迎えても寿命であることを理解し、氏神先祖代々を奉りしていれば悲しみも癒されます。先祖代々はこの世に生まれる時を待っています。家系が継承され結婚する家族がいれば先祖代々は又母胎に宿り生まれてきます。そうして生命が継承されていきます。この世の全ては結婚があるからこそ成り立っています。その為結婚は重要です。
次回は神の国日本の幕開けをお伝えします。
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